少し前に、進学のための下見で親戚が島から出てきました。

私が住む場所の近くの看護学校に進学希望を出しているそうで、どうやらおばの勧め(私が近所にいるから何かと面倒を見てくれるばず)もあったからのようです。まあ確かにウチからバスで20分程度の場所にあるんですけど、もうちょっと足を伸ばせば看護大学もあるのに、と思いつつ道案内などをしてきました。

しかしここで思ったのですが、近年は看護師になるのに専門学校だけでなく看護大学という選択肢も増えているという話を聞きます。医大ならともかく、看護大学ってどんなことを学ぶのか知らなかったので、興味から調べてみることにしました。

まずその数なんですが、医大も含めた看護系大学の数が全国で約200校。思っていたよりも数があったのには少し驚きです。それとカリキュラムの方も見てみたんですけど、普通の大学なら必ずあるような一般教養があまりなく、1、2年生の間は人間科学や環境論といった座学と言いますか、比較的理論寄りの講義内容が続き、3年生になるあたりからより実践的な内容、つまりは実習の類が多くなってくるようです。ちょっと意外だったのが4年間通して英語の講義だけはある、という点ですが、近年の医学と英語ってのは切っても切れないものになっていますから、当然っちゃあ当然なのかもしれません。

専門的な部分に関しては、やはり専門学校よりも高度な部分もあるようで、在学期間が長い分実習期間も長いようですのでこちらの方がいいんじゃないか、と言いますと「偏差値が足りない」との事。

親戚が暮らす島は、鹿児島からフェリーで10時間かかります。母親も看護師なので、自然と看護師の道を選んだようですが、夢はやっぱり離島での地域医療です。資格をとり都会の病院で経験を積み、さらに認定資格をとる。そして島に転職し看護師として貢献したいというのです。保健師になるか?認定看護師を目指すか決まってないようですが、10年は軽くかかりそうです。